働きながら介護で9兆円損失 30年時点、経産省試算
https://nordot.app/1020567663984836608?c=302675738515047521


経済産業省は17日までに、働きながら家族を介護する人「ビジネスケアラー」を巡り、労働生産性の低下などに伴う経済面の損失が、2030年に9兆円超に上るとの試算を公表した。25年に団塊の世代が全て75歳以上となり、介護が必要な高齢者が増える見込み。働きながら介護する家族への支援が社会の課題となっていることを裏付ける形となった。

経産省の試算によると、経済損失の内訳は「仕事との両立困難による労働生産性損失」が約7兆9千億円を占めた。「介護離職による労働損失」は約1兆円だった。
経産省によると、20年に約262万人だったビジネスケアラーが、30年に約318万人へ膨らむ見通し。