実際に、電気自動車は走行コストの面でどのくらい優れているのでしょうか。
ボディサイズや出力の違いがあるため単純な比較はできませんが、同様のボディ形状でEVとハイブリッドの両方を用意するマツダ・MX-30を例に見てみましょう。

エネルギー料金についても相場変動がありますが、さしあたりガソリン代を「170円/L」とし、電気代を「27円/kWh」として計算します。

カタログ上、MX-30のハイブリッドモデル(2WD)の燃費は「15.6km/L」であり、これを1kmあたりのガソリン代に換算すると「約10.9円」になります。

一方、EVモデル(2WD)の電費は「145Wh/km」であり、1kmあたりの電気代に換算すると「約3.9円」となります。

もちろん走行条件やガソリン価格などによって実際の数値は異なりますが、
上記の比較では3倍近い差が生じており、EVの経済性が際立つ結果となりました。

さらに、トップクラスの燃費性能を誇る車種と比べても、走行コストの面でEVが優位であることに変わりはなさそうです。
たとえばトヨタ・アクア(ベースグレード)のWLTC燃費は「35.8km/L」ですが、1kmあたりのガソリン代は約4.7円。
先の比較よりも差は縮まったものの、MX-30の電費には及んでいません。

これからは「電費」?電気自動車の燃費の良さってどう判断すればいい?
https://car-moby.jp/article/news/denpi/