みずほFG 業務改善計画案 “システム要員確保や企業風土改善”

去年、相次いだシステム障害をめぐり、みずほフィナンシャルグループが来週、金融庁に提出する業務改善計画案の全容が明らかになりました。
システムの開発や保守に必要な要員を確保するとともに、企業風土の改善に向けた取り組みを継続的に行うなどとしています。

みずほがまとめた業務改善計画の案によりますと、
金融庁から現場を軽視した人員の配置転換などによってシステムの運営態勢を弱体化させたと指摘されたことを踏まえ、
システムの開発と保守の業務量に応じて安定稼働に必要な要員を確保するとしているほか、
現場の声を人員や予算の配分に反映させ、機動的に見直す仕組みをつくるとしています。

また、システムの管理態勢を強化するため、持ち株会社と銀行、それにシステム子会社の3社が情報や課題などを共有する仕組みを新たにつくり、
緊密に連携するとしています。

さらに、「言うべきことを言わない」などと指摘された企業風土の改善に向けて、
部署や世代の垣根を越えたワーキンググループを新設して経営側と社内の課題を議論するとともに、

年に2回、システム障害を集中的に振り返る期間を設け、当事者が語り継ぐ映像を配信するなどの取り組みを継続していくとしています。



https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220114/k10013429851000.html