名門大洋フェリー向け新造船「フェリーきょうと」進水 大阪〜新門司へ就航予定

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2021年12月に就航予定の最新フェリーが進水
 三菱造船は2021年5月13日(木)、同社の下関造船所 江浦工場(山口県下関市)において、名門大洋フェリー向け新造船「フェリーきょうと」の命名・進水式を行いました。

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「フェリーきょうと」命名・進水式の様子(画像:三菱重工)。

「フェリーきょうと」は、国の運輸政策に基づき運輸施設などの整備支援を行う独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)と、名門大洋フェリーの共有船として、2隻が建造されているうちの1番船です。

 船舶の規模を示す総トン数は約1万5400トン、長さ約195m、幅27.8m。旅客定員は675人で、12mトラック約162台および乗用車約140台の積載能力を有します。

 推進プラントにはハイブリッド型アジマス推進加勢方式を採用し、空気潤滑システムと組み合わせることで、大型トラック1台を運ぶのに必要な燃料消費量は、既存船と比べ約35%も削減するほどの大幅な省エネを達成しているといいます。

 本船は今後、艤装工事、試運転などを経て2021年12月に引き渡された後、現用の「フェリーきょうとII」の代替として、2021年12月から大阪〜北九州・新門司航路に就航する予定です。