普通に f = 283.75×15625Hz = 4.43359375MHzで良いように思われるが、
実際は f = 283.75×15625Hz + 25 Hz = 4.43361875MHzである。

PALはカラーサブキャリアのインターリーブの為にラインごとに0.25(1/4)ドットだけずらします。
またNTSCの場合は0.5(1/2)ドットだけずらします。

PALは625本2:1インターレース方式で1フィールドあたりは312.5本です。
しかし、この312.5のうちの312が4で割り切れる為にドットクロールが目だって
しまう問題が発生するようです。これの回避の為に1フレーム周波数の25Hzを
加算しているようです。この効果は1フレームで1ドット加算。1フィールドで0.5ドット加算の
効果があります。(625本2:1インターレース方式でNTSCにした場合はこれを考慮する必要は
ありません。)

またPAL-M方式の場合は525本2:1インターレース方式で1フィールドあたりは2626.5本です。
(垂直周波数は59.94Hzです。)
262は4で割り切れないのでそのままでよく、
f = 227.25×15734Hz = 3.575611MHzです。
(またNTSC-Mはf = 227.5×15734Hz = 3.57954MHzです。)

PAL-Nの場合は本家PALと同様に25Hz加算する必要があります。
f = 229.25×15625Hz + 25 Hz = 3.58205625 MHz

画像
https://www.amstzone.org/ntsc/2to1_NTSC_PAL_v2.gif


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