「参鶏湯は中国起源」に激怒した韓国人の反中感情
31億円を費やしたドラマは放送中止、チャイナタウン構想も炎上

 韓国と中国の関係が何やら騒がしい。韓国の伝統や歴史、文化を「中国のもの」と主張するかのような中国側の言動が続き、韓国内での反中感情を高ぶらせている。影響はさまざまなところに波及し、エンターテインメント界も巻き込んで激震の様相を見せている。

 今回、中国との間で論争が巻き起こっているのは参鶏湯(サムゲタン)の起源についてである。参鶏湯は日本でも人気の「韓国料理」として認識されており、認知度も高い。
この参鶏湯について、中国最大のポータルサイト「百度(バイドゥ)」で、「参鶏湯は中国に古来から伝わる広東式の料理」「中国から韓国へと伝わり、韓国で宮廷料理として定着した」という説明が記載されていたのだ。これに対して韓国のネットユーザーたちは反応し、激しく反発した。

 中国が韓国の伝統や文化について「自分の国が起源」と主張するのは、参鶏湯が初めてではなく、キムチや伝統衣装の韓服についても参鶏湯と同様のことを発言している。
その結果、中国による中国東北部の歴史研究プロジェクト「東北工程」の韓国への浸食を懸念する声や、中国への抗議を毅然とすべきであるといった声が上がっていた。

続く
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/64739?page=3