Epic Gameの人気ゲーム『フォートナイト』がゲーム内課金をAppStoreを介さずに自社独自の課金で行ったことによりAppleから制裁を受けた。
App Storeで課金をするとその課金の内30%が手数料としてアップルに取られてしまう。仮に1000円の課金だったら300円が
アップルの取り分で残りの700円が開発者側に入る仕組みだ。

しかしEpic Gameはこれを回避し独自のEpicディレクトペイメントを運用した。これにより手数料を支払わなず更にユーザーに還元までしたのだ。

■Epic Gameの開発者アカウントが削除
ただこれがApp Storeのガイドライン規約違反だとして『フォートナイト』がStoreから削除された。App Storeだけでなく、
GoogleのPlay Storeからも同時に削除されていたのが確認された。

またアップルは28日までに解決出来ない場合は開発者アカウントを削除すると予告。そしてついにその28日がやってきて、
Epic Gameの開発者アカウントが丸ごと削除されてしまった。これにより『フォートナイト』だけでなくEpic Gameのゲーム全てが遊べなくなった。

今回の騒動でEpic Game側は反Appleを訴える動画を公開。これは『1984』を元にしたもので、サングラスを掛けた囓られたリンゴの
演説が流れているスクリーンを破壊するというもの。

■Facebook、Instagramは手数料免除?
ただ今回の騒動、ただの手数料が問題なのかというとそうでもなさそうだ。実はFacebookやInstagramからは手数料を
免除していたことが判明。これはApp内課金では無くFacebookの広告に対して言及されいる。
おそらくアップルの言い分は広告はアプリ外で提供されるサービスとアップルは認識しているのだろうが、
それが通るなら『フォートナイト』も広告を間に踏ませてその後に独自の課金サイト(Epicディレクトペイメント)に移動させれば問題無いはず。

単純な手数料問題ではなく、Epic Gameがテンセントに買収されたことによる米中経済戦争ではないか見ている人もいるくらいだ。

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