緊急事態宣言発令後、キャバクラやスナックなど、男性が通う「夜の店」は軒並み休業した。
しかし、あるホストクラブ関係者は「うちは看板を暗くして営業しています」と声を潜める。
この店のように、外からはわからないように営業を続けたホストクラブは多いという。

それは「感染してもいいからホストクラブに通い続けたい」という女性たちがいるからだ。
「緊急事態宣言が出てからも歌舞伎町に通い続けた」というマユミさん(仮名・メンズエステ従業員・22)はこう話す。

「こんな時だからこそ、“担当(のホスト)”を助けてあげなきゃいけないと思ったんです。
普段だったら、私よりお金を使う“姫(ホストクラブに通う客)”も、私より綺麗で華やかな姫もたくさんいる。
でも、彼女たちは感染を避けてお店に来なくなる。そんな中で私が頑張れば、担当にとって特別になれると思ったんです」

「ホストに通い続ける女性の気持ちは痛いほどわかる」と話すのは、坂口杏里(29)だ。
一時はホストクラブ通いで1000万円以上の借金を作り、その返済のためにAVデビューしたとも報じられた。

「私も一時期、ホストにハマっていました。カレ(ホスト)には出会ってすぐ一目ぼれ。初めての恋でした。
カレのいる店には週に6回通い、ひと月で数百万は使っていたと思う。バースデーイベントでは、一晩で2000万円使いました。
でも、カレに対する気持ちは『彼氏にしたい!』というものではなく『私がこの人をスターに育てる』という気持ちです。

この状況下で行って、もし私が感染して倒れたら、推しのホストも倒れちゃう。だから、私は店には行きません。
でもリスクを負ってでも応援したい気持ちは、すごくよくわかります」
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