環境意識&性能アップに貢献する「合法マフラー」最新事情
4/8(水) 11:31配信

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200408-00010002-webym-life&;p=1

愛車カスタムのキモを正しく理解

バイクカスタムパーツの真髄といえば、今も昔も「マフラー」。ただ、度重なる規制や政府認証制度の導入で、車検対応の「合法」かどうかが分かりにくくなっていることも事実。そこで、今回はもう一度「合法マフラー」を再整理。有力メーカーたちの取り組みと自慢の逸品を合わせて紹介する。

環境意識を高め、良品を供給する基準「合法マフラー」

そもそも、なぜマフラーに「合法」が求められるようになってきたのか。現在の日本国内でマフラーが合法かそうでないかを決める決定的な要素は、「排出ガス」と「騒音」の2つだ。

「排出ガス」に合法性が求められるようになったのは、古くはモータリゼーションの進化とともに増えていく大気汚染対策として、’60年代の米国で規制が求められるようになったのが発端。そこから日本も含めて世界的に広まっていった排出ガス規制は、やがて四輪だけでなく二輪にも波及していった。

一方「騒音」の面でも、日本においてはかつてカミナリ族や暴走族で問題になったように、音量に対する規制が世界的に導入されるようになった。特にバイクブーム全盛期の頃の一部のマフラーには、音量を追求するあまりエンジン特性など度外視で作られた粗悪品も多く、性能が上がらないうえに未燃焼ガスを大量に発生させるなど、イメージを悪くさせていいことは何もなかった。

しかし、アフター用のマフラーは本来マシンの性能をアップさせて楽しく走るためのチューニングパーツだ。その意味をしっかり守るためにも、志あるマフラーメーカー各社は、合法かつ確かな性能アップを実現するマフラー作りに精力を傾けるようになった。

時代は流れ、今やバイクユーザーの主流は社会的な責任も多いオトナたち。彼らの支持を得て、現在国内に残る有力マフラーメーカーは、こうした志あるところのみ。だから合法マフラーは確かな技術開発力で厳選されたものばかり。それは選ぶライダーにとっても大きなメリットだと言える。


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