証拠隠滅か、事件直後に服買い着替え 容疑の男、自転車店強盗殺人
2020/3/20 6:00

福岡市博多区住吉2丁目の自転車店で従業員女性(42)が殺害されて現金が奪われた事件で、強盗殺人などの容疑で逮捕された
無職佐々木達也容疑者(34)=大阪市住吉区=が、事件直後に近くの衣料品店で洋服を購入し、着替えて逃走していたことが19日、
捜査関係者などへの取材で分かった。福岡県警は、捜査の目をかいくぐり、証拠隠滅を図る狙いだったとみている。購入履歴や
目撃情報などから、犯行時間は4日午後5時半〜6時の可能性が高いという。
佐々木容疑者は同日夕、女性の首を絞めて窒息死させ、現金約10万円を奪った疑いが持たれている。事件数日前から福岡を訪れ
ており、「金が必要になり、金がほしくて店に入った」などと話しているという。
捜査関係者によると、自転車店は同日午後5時ごろまで女性が1人で店番をして通常通り営業していたが、午後5時半ごろには男性
が接客していたとの目撃情報がある。県警は、この男性が佐々木容疑者の疑いがあり、同時刻前後に女性を殺害し、徒歩で衣料品
店に向かったとみている。着替えた後は中洲方面に移動。数日間、偽名を使って福岡市の宿泊施設を転々としていたという。

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被害にあった自転車屋
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