鉄道は「日帝の残滓」 韓国で進む大改修、文氏に異論も

鉄道開通から120年を迎えた韓国で、幹線の大改修が進んでいる。高速化でソウル一極集中を緩和する狙いとともに、日本統治時代の遺産を「自主独立」の象徴に転換しようと文在寅(ムンジェイン)政権は意識している。(安東=武田肇)

鉄道開通から120年を迎えた韓国で、幹線の大改修が進んでいる。高速化でソウル一極集中を緩和する狙いとともに、日本統治時代の遺産を「自主独立」の象徴に転換しようと文在寅(ムンジェイン)政権は意識している。(安東=武田肇)

鉄路は「植民地支配の傷痕」

「ようやく民族の誇りを回復できる。喜ばしい」

韓国でも儒教文化が色濃く残るとされる慶尚北道・安東。朝鮮王朝時代の上流階級、両班(ヤンバン)の邸宅だった臨清閣で「安東文化を守る会」代表の元高校教員、金鎬兌さんは顔をほころばせた。

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