天皇即位礼参加のため22日に訪日した李洛淵(イ・ナギョン)首相が「今回たった1回の訪問ですべてが
解決すると期待はしないが、一歩進む契機になるだろうと考える」と話した。

李首相はこの日午前6時、京畿道城南(キョンギド・ソンナム)のソウル空港で
長嶺安政駐韓日本大使と歓談してこのように話したとチョン・ウンヒョン総理室秘書室長が明らかにした。
韓日関係が冷え込む局面で李首相が日本を訪問しながら明らかにした最初の一声だ。

李首相は「たった1回の訪問ですべてが解決すると期待はしない」という言及で
現在の両国の対立が一度に解決しにくい状況であることを示唆した。しかし今回の訪問を
通じて韓日関係を転換させる契機になるよう努力するという意志を示した。

長嶺大使は「李首相が天皇即位礼に訪問してくださり感謝する。日本に行き色々な人たちと
交流し良い成果を得ることを期待する」とあいさつした。李首相も「30年前に上皇の即位礼を
特派員として取材し、今回は政府代表として参加することになった。貴重な縁だと考える」とこたえた。
続けて「即位礼を行う天皇が韓国に関心を持っているものと考える。韓日関係が調和の取れた
成熟した関係になることを祈る」と付け加えた。また「両国関係にさまざまな難しい問題があるが、
両国が知恵を集めてしっかり管理していくよう望む」と強調した。

https://japanese.joins.com/JArticle/258799