質問通告を簡素化 野党共同会派

立憲民主党などでつくる野党共同会派は17日、国会質疑での質問通告を簡素化すると発表した。
15日の参院予算委員会での質疑のために事前通告した国民民主党の森裕子氏の質問内容が事前に漏洩していたためと訴えた。
「真相が解明され、再発防止が確約されるまでは今までのような質問通告をして質疑を行うことは極めて困難」とした。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51092870X11C19A0PP8000/


関連
国民・森ゆうこ議員のパワハラを官僚が匿名告発 →野党「ばらしたのは誰だ!」 調査・吊し上げへ
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1571270245/


参考
国会の「質問通告」とは何か?台風前夜、深夜残業がなぜ発生したかを検証する
http://agora-web.jp/archives/2042062.html
そもそも「質問通告」とはなんでしょうか?
総理大臣などと国会議員たちが、丁々発止で議論をしている場面をテレビで見たことがある人は多いと思います。
しかしあれは、すべてアドリブでやっているわけではありません。
それは当然といえば当然で、いくら森羅万象を担当すべき総理大臣や各国務大臣と言えど、すべての政策課題について政府のスタンスや数字・方針を即座に・正確に話すことは不可能です。
なので、質問する議員サイドは「これこれの分野について、こうした点について質問しますよ」ということをあらかじめ伝達し、担当官僚の方々が大臣答弁の土台となる部分を作っておくわけですね。
この議員サイドから最初に通達する内容・文書のことを「質問通告」と言います。
これが出てこないと、担当官僚たちが想定問答の作成に着手できませんから、国会対応にとって極めて重要な初手になります。
で、その質問通告が余裕を持って行われれば何も問題はないのですが、
1.そもそも質疑日程が決まるのが直前のことが多い
2.質問通告を(おそらく敢えて)深夜まで出さない議員がいる
3.通告を出しても、曖昧模糊とした内容で的が絞れず、膨大な担当者が想定問答を作るハメになる
ということが問題になっています。
今回の森ゆうこ議員は、台風が迫る中で2番と3番を両方やったのではないか?ということが問題視されているわけですね。