東京電力ホールディングスは9月13日、台風15号の影響による千葉県などの停電について、「最大2週間程度でおおむね全面復旧する」という見方を示した。復旧の見通しについて、2度目の修正となった。

市区町村別の復旧に要する期間(拡大図)

 同社は10日時点で「11日中には完全復旧を目指す」としていたが、11日時点では「千葉市以外のエリアについてめどが立っていない」として修正。
それでも「一週間かかる規模だとは考えていない」という見方を示していた。

 見通しがさらにずれこんだ理由について、同社は「1週間かからないというのは、これまでの台風での経験を基に判断していた。しかし、
今回は倒木や土砂などによる、これまでに経験したことがない規模の設備損壊だった」と話した。

 同社は、房総半島の南部や東部について「まだ全ての被害状況を把握できているわけではない」としている。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190913-00000096-zdn_n-sci

 「倒木や土砂で現場に入れない状況や、千葉県の土地の特徴から、広範囲なエリアで難工事に直面している。今回の見通しは最大限を想定した。この発表以降、1日も早い復旧に取り組む」(同社)

 13日午後6時点で、停電軒数は約18.5万軒。同社は市区町村別に、復旧に要する期間を発表している。