ソニーのミラーレス一眼「α7III」「α7RIII」にSDカードが勝手にフォーマットされる不具合? 相次ぐ報告にソニーは「事実確認中」

 ソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラについて、「SDカードが勝手にフォーマットされる」「レンズが壊れる」といった現象がネット上で報告され話題となっています。
事実なら恐ろしすぎますが、ソニーに取材を行ったところ、そうした報告については認識しており、「現在事実確認中」とのこと。

 議論されているのは、ソニーが2018年3月に発売したフルサイズミラーレス一眼「α7 III(ILCE-7M3)」および、2017年11月発売の同型高画素機「α7RIII(ILCE-7RM3)」について。
この機種は高性能のイメージセンサーを搭載しているだけでなく、1秒10コマの連射撮影や4K動画撮影、ダブルSDカードスロットの採用など充実した機能性を有しており、アマチュアのみならずプロカメラマンも使用している人気機種です。

 ナカモトさんが最初に遭遇した不具合は、カメラに装着したレンズのF値が突然固定されて操作できなくなり、「カカカカ」と異音が発生したというもの。
さらにα7IIIでは、トラブル解決のため電源のオンオフを繰り返したところ、画面がフリーズ。再起動するとセットされていたSDカードが2枚とも勝手にフォーマットされ、撮影データが消去されたといいます(データの復旧には成功)。
また「管理ファイルがみつかりません」という表示と共に、カメラから撮影データが閲覧できなくなる不具合にも見舞われました。

 カメラを修理に出したところ、ソニーからは「レンズの不具合を確認したが本体に異常は見られなかった」「データの削除はSDカードに起因しているのではないか。
ソニー製純正SDカードであればそうした問題は起こらないと思う」と回答があったそうです。これに対しナカモトさんは、使用していたSDカードは国内でも多くのユーザーが使用しているSanDisk製のもので、「腑に落ちない」と述べています。

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1812/01/news036.html