85歳 運転中に意識低下か 高校生死亡の交通事故 前橋
4月26日 5時11分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180426/k10011417561000.html


ことし1月、前橋市で乗用車が自転車に次々に衝突し、女子高校生が死亡した事故で、車を運転していて逮捕された85歳の男は、持病の影響で意識が低下した状態だったとみられることが、捜査関係者への取材でわかりました。検察は、症状を自覚しながら運転を繰り返していたとみて、近く処分について判断するものとみられます。

ことし1月、前橋市北代田町で、乗用車が対向車線にはみ出して路側帯を自転車で走っていた女子高校生2人をはね、太田さくらさん(16)が死亡し、18歳の女子高校生が一時重体となりました。

この事故で、車を運転していた前橋市の川端清勝容疑者(85)が、過失運転傷害の疑いで逮捕され、調べに対し「気がついたら事故を起こしていた」と供述したことなどから、前橋地方検察庁は認知機能の鑑定を行いました。

捜査関係者によりますと、川端容疑者に著しい認知機能の低下は確認できませんでしたが、事故の際、持病の影響で意識が低下した状態だったとみられることがわかったということです。さらに、以前にも同じような症状があったにもかかわらず、車の運転を続けていたということです。

前橋地方検察庁は、こうした症状を自覚しながら運転を繰り返していたとみて、近く処分について判断するものとみられます。