それは、モンテローザの業績が悪化しているということだ。同社の決算公告によると、2017年3月期の売上高は前期比27.0%減の1039億円だった。大幅な減収だ。営業損益は7億円の赤字(前年同期は37億円の黒字)、
最終損益は120億円の赤字(同8億円の赤字)に陥った。最終損益の赤字は3期連続となっている。

 モンテローザグループの店舗数は激減している。採用サイトから確認できた総店舗数は、16年12月末時点で2119店だったが、
17年4月末時点では1968店になっていた。わずか4カ月で約150店も減少しているのだ。その後の店舗数は採用サイトなどへの掲載をモンテローザが控えているため、残念ながら確認できない。

 最終損益の赤字については、
特別損失として59億円を計上したことが大きく影響しているが、これは店舗閉鎖に伴う費用が大半を占めていると考えられる。

 モンテローザは1975年に創業した。「白木屋」「魚民」「笑笑」といった居酒屋を次々と開発し、
居酒屋業界の盟主になるまで成長した。00年11月にすべての都道府県への出店を果たし、02年5月にはグループで1000店を達成している。13年5月には、飲食業界では数社しかない2000店を擁する企業にまで成長した。

http://biz-journal.jp/2017/12/post_21724.html