核のごみセミナー 動員学生「現金もらった」広報企業から

毎日新聞2017年11月16日 23時09分(最終更新 11月16日 23時09分)

 原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場を巡り、10月に始めた
原子力発電環境整備機構(NUMO)の住民意見交換会に、広報を孫請けした企業が
謝礼を約束して学生を動員した問題で、東京都内の男子大学生が16日に取材に応じ、
昨年8月のセミナーに参加し「複数の学生が現金を受け取った」と証言した。

 機構は14日の記者会見で、孫請けのマーケティング企画会社「オーシャナイズ」(東京)に調査し、
「意見交換会の動員学生に現金は払っていない」と説明したが、学生に聞き取りはしていない。
同社は昨年夏のセミナーにも関与。機構は「過去の詳しい状況は分からない」としている。

 学生によると、所属する学生サークルに同社からメールがあり、さいたま市で昨年あった
「地層処分セミナー」に参加を依頼された。4人が参加し、1人5000円程度受け取った。
会員制交流サイト(SNS)に参加が分かるメッセージ投稿を求められたという。

※以下略
https://mainichi.jp/articles/20171117/k00/00m/040/096000c