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2024年2月15日

タレントの伊集院光が14日放送のTBS系「水曜日のダウンタウン」に出演。“無滑舌芸人”のインたけことインタレスティングたけしの企画で放った一言が反響を呼んでいる。

この日の番組は、「世間を騒がせたあの放送から1年半…インたけが再登場!その心中と今後を語る」と題した企画を放送。事の発端は、インたけがドッキリのターゲットになった2022年7月6日放送の「説教中の『帰れ!』額面通り受け取るわけにはいかない説 第2弾」の企画。説教中に「帰れ!」と言われてから実際に帰るまでのタイムを争うという内容だった。仕掛け人のチャンス大城に説教されるインたけが言葉に詰まる様子が放送され、SNSで「吃音(きつおん)では」と指摘する声が上がった。その後NPO法人の日本吃音協会が番組に対し「吃音者に対する差別と偏見を助長するものであり、再発防止と番組制作の基準・指針の見直しを要求しました」と抗議する騒ぎとなった。

その放送から約1年半がたったこの日、再びインたけが登場。今回は仕掛け人となってチャンス大城をターゲットに「芸人引退ドッキリ」を行った。VTRを見終えた伊集院は、回顧しながら「吃音協会の人が守らなきゃいけない人もいっぱいいるし、思いがあるから、吃音協会の人がいいとか悪いとか、そうじゃない」と冷静にコメント。続けて「俺テレビでほとんど言ったことないけど、5歳上の兄、かなり強い吃音なんですよ。からかわれてきたのもずっと見てきたし。でも俺がなんでお笑いを始めようかと思ったかというと、彼は、ネタのセンスがめちゃくちゃいいんです。それで、自分(兄自身)が言ったらウケないからお前が言ってくれというネタ」があるといい、「大好きなネタだけどテレビですごい躊躇(ちゅうちょ)するネタだけど、俺が出前でタンメン頼むと担々麵が来るというネタがあるの。でもこれも、普通にフランクでしゃべったら笑えていいはずの話なんだけど、(テレビで話したら)ここで炎上しちゃったらどうしようって思う。みんなもリアクションを考えちゃうじゃないですか?」と周囲に気を使わせてしまうネタでもあると語る。「でも、これを超えるネタをインたけ君がやってくれて、細かいこと全部忘れて、腹抱えて笑っちゃったからあいつの勝ちだよ、って、理想論だけどなってほしい」とインたけに期待を寄せた。
中略 

1年半前には、ネット上で「吃音協会が逆に差別を助長してる」と日本吃音協会を批判する声が上がり、この日の放送中もネット上で再燃したが、伊集院は「吃音協会の人がいいとか悪いとか、そうじゃない」と冷静に指摘した。この一言にネットは「伊集院光こういう時に頼りになるな」「以前の騒ぎを一蹴してくれた」「伊集院さんが吃音協会を叩くのは違うと言ってくれたのはよかった」「今回伊集院さんゲストで呼んだのファインプレーだわ。流石のコメント」「あそこで吃音に関するエピソードを持ってきて世に問題提起を投げかけることが出来る伊集院さんのまとめ方と、そのやり取りを受け止めて即座にお笑いで落とせる塙さんのすごさ」と称賛した。

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