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落合博満氏

落合博満氏、「サンモニ」で「完全投球」の阪神・村上頌樹投手の降板に16年前に山井大介を代えた自身の采配との比較に「丸っきりケースが違います」
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 TBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時)は16日、12日の「JERAセ・リーグ」の巨人対阪神戦で阪神のプロ3年目・村上頌樹投手が7回まで完全投球の快投を見せたことを報じた。

 村上はプロ初勝利が完全試合なら史上初の快挙だったが、岡田彰布監督は8回1死で打席が回り、交代を決断。しかし、2番手・石井が8回先頭の岡本和に被弾し、完全試合リレーもなくなった。チームは延長10回に近本が左前へ勝ち越し打を放って辛勝した。

 スタジオには元中日監督の落合博満氏がゲスト出演。番組では、落合氏が監督時代の2007年日本シリーズ第5戦で先発の山井大介投手が8回までパーフェクト投球も9回に岩瀬仁紀投手に交代し試合は1―0で勝利したことを紹介した。

 司会の関口宏からこの試合と今回の岡田監督の采配が「似てます、今のケースと」と聞かれると落合氏は「これ丸っきりケースが違うと思います」と即答した。

 その上で07年は「4回ぐらいから山井が手にマメを作っていて、いつもの山井だったら、代えてくださいっていうものがあの試合の展開からして代わっちゃいけないような雰囲気。8回まで何とか頑張ってベンチ帰ってきて『どうする?』って聞いたら『いや、もういいです。岩瀬さん行ってください』というようなことで。本人が言ったんです」と明かし「全然違うんです」と繰り返した。

 続けて今回の村上の降板を落合氏は「ベンチの村上の表情を見ているとやりきったっていう顔をしていますよね」と指摘していた。さらに「あそこで勝ちの権利を得て代わっているということはそれなりに自分は納得しているんじゃないですか」とし「そんなに経験のあるピッチャーじゃないですから、夢を追いかけるよりも現実的に考えて自分が投げるよりも後のピッチャーに託した方がいいというような考えとゲームの中での疲労感ですよね?あそこで投げて7回まで投げてオレの役割は終わりだと考える」とし「一番悩ましいのは監督です」と明かした。

 この解説に関口は「でも勝ちも消えちゃいましたよ」と聞くと「でも球団が勝ったということはプラスに考えなきゃいけないです」と答えていた。