電気自動車の国際レース「フォーミュラE」が23日に行ったオンラインレースで、3位に入ったプロレーサーのダニエル・アプト(27、独)が、プロゲーマーを替え玉出場させていたことが発覚した。ロイター通信などが伝えた。

新型コロナウイルスの感染拡大で、モータースポーツのオンライン開催が活発化しており、フォーミュラEも参戦レーサーが自宅などから参加する公式のオンラインレースを行っている。

これまでのレースと比べ、突然好成績を出したアプトが、カメラの前に物を置いて顔を隠していたことなどから疑惑が浮上した。失格となったアプトは、ポイントを剥奪され、慈善団体に1万ユーロ(約120万円)を寄付するよう命じられた。

アプトは「レースを真剣に受け止めていなかった。悪意があったわけではない」と不正を認めている。

ソース/読売新聞社
https://www.yomiuri.co.jp/sports/esports/20200525-OYT1T50143/