[ベルリン 1日 ロイター] - アルゼンチン・オリンピック委員会は10月31日、2026年冬季五輪の招致を検討していることを明らかにした。ブエノスアイレスとウシュアイアで共催する可能性を分析しているという。

26年大会の開催国を巡っては、初期には7候補が招致に乗り出していたが、北海道地震の影響を考慮した札幌市をはじめ、シオン(スイス)とグラーツ(オーストリア)も撤退した。

残る4候補のうち、エルズルム(トルコ)は交通、通信、空港施設などに懸念があるとして落選し、カルガリー(カナダ)、ストックホルム(スウェーデン)、共催を掲げるミラノとコルティナダンペッツォ(ともにイタリア)が正式立候補都市に残っている。

ただ、カルガリーは財政面の問題を抱えており、撤退の可能性もある。共催案のイタリア、ストックホルムも政府からの支援を得られておらず、地元の強い反発も予想される。

アルゼンチン・オリンピック委員長は、30年冬季五輪を見据えながら、機運が高まれば26年大会の共催を適切な方法で検討することができるとコメントした。

これまで南半球で冬季五輪が開催されたことはない。ただ、アルゼンチンは10月にブエノスアイレスでユース五輪を開催した。


11/2(金) 13:36配信 ロイター
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