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2018/09/07(金) 18:58:19.69ID:CAP_USER9昨季はローマとリバプール。一昨季はモナコが健闘したが、チャンピオンズリーグは、基本的には強者が順当に勝ち上がる傾向が続いている。過去5シーズンで4度優勝を遂げたレアル・マドリーがその象徴だが、後続集団の模様にも大きな変化がない。追うバイエルン、バルセロナ。そしてアトレティコにユベントス。これにプレミア勢が絡む展開だ。欧州内に漂うヒエラルキに大きな変化はない。
登場チームが限られているので正直、ハラハラドキドキ感はいまひとつ。グループリーグの見どころは減っている。こう言ってはなんだが、決勝トーナメントさえ見ておけば、それで十分という感じだ。
どこが勝つか分からない面白さ、ハラハラドキドキ感は、むしろ代表チームの戦いに宿っている。サッカー王国ブラジルを筆頭に、ヒエラルキは構築されているように見えるが、絶対的な王者はいない。スペイン、ドイツも思いのほか速く、王者の座から滑り落ちた。イタリアに至っては凋落の一途を辿るし、アルゼンチンもメッシを擁しながら、結局トップの座には就けなかった。
フランスの優勝で終わったロシアW杯も、混戦と言えば混戦だった。好試合、接戦に遭遇する機会は、これまで以上だったように思う。
代表戦の訴求力は上昇しつつある。代表よりクラブの概念が浸透している欧州も例外ではないのか。
UEFAネーションズリーグ誕生の背景に潜む要素なのかもしれない。
来る9月7日に第1回大会が開幕するこの新設大会。ユーロ、W杯予選に次ぐ欧州の代表チームの大会だ。レギュレーションを話すと長くなるので割愛するが、アイディアがいい。CLに勝るとも劣らないとてもよく練られた大会だ。企画力と実行力を高次元で備えたUEFA。欧州サッカーの発展はその力と密接な関係がある。
その影響は日本を含む欧州以外の国も及ぶだろう。UEFAネーションズリーグが行われるのは、2018年9月から2019年6月。その間の国際マッチデーだ。欧州内に日程はいっそう過密になる。欧州以外の国々が、欧州各国の代表チームと親善試合を行いにくくなる。
森保ジャパンとなった日本代表は、今年中に6試合行うことが決まっている。9月7日と11日にチリとコスタリカ。10月12日と16日にパナマとウルグアイ。11月の2試合は未定だ。
すでに対戦が決まっている4ヶ国は、南米勢と北中米勢だ。残る2試合もそのいずれかか、アジア勢との対戦だろう。
欧州の代表チームとの親善試合は、近年減少の一途を辿る。ハリルジャパン時代は、ホーム戦は2試合(ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア)のみ。海外での試合も、同じく2試合(ベルギー戦、ウクライナ戦)に限られる。次にいつ対戦できるか分からない状態だ。日本の交際範囲はまさに限定された状態だ。
海外組が個人的に接触するしか手はない状態だ。その海外組だが、総数はわずかながら増えている。一時より若干回復しているとはいえ、名のあるクラブでプレーしている選手はごく僅かだ。日本人選手がプレーするクラブとして、唯一CL本大会出場をはたしたドルトムントも、香川は放出候補だと言われている。今季、チャンピオンズリーガー0になる可能性は高い。
つづく
2018年9月5日 11時33分
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/15259940/