2017.10.2 20:29

西田敏行のアドリブに『ドクターX』俳優陣ビビりまくり!「何を言い出すか…」

 女優、米倉涼子(42)、俳優、勝村政信(54)らが2日放送のテレビ朝日系「中居正広のミになる図書館」(月曜後7・0)に出演。今月からシリーズ第5弾が始まる同局系人気シリーズ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(木曜後9・0)の撮影裏話を暴露した。

 加地秀樹役で出演の勝村政信は、病院長の蛭間重勝役を演じる俳優、西田敏行(69)のアドリブに、出演者全員が「ビビりまくっている」と暴露。「最初のテストから何を言い出すか分からない。本(台本)のセリフにないことを先輩は言い始める」と明かした。

 司会の中居正広(45)も、「まだこんなことやってるの? どの現場でもアドリブばっかり言っている。本を覚えるよりアドリブを考えてる」と西田のアドリブについて語った。

 スタッフが選んだ「自由すぎるアドリブベスト3」では、織田信長が死に際に語ったセリフを引用した、たった一言のシーンが、織田信長になりきった西田が時代劇並の演技を見せてしまったエピソードや、一言のセリフがアドリブで2分も及んだシーンを紹介。
さらには、台本を完全に無視しながら名場面になったシーンも。

 このシーンは、西田演じる蛭間院長が手術を受けることになり、高圧的に「失敗したら許さへんで」と話すはずだったが、その設定をまったく意に介さず、情けない声で医師4人に語り始めた。
周りの役者が動揺する中、米倉演じるライバルの大門未知子を「呼んでください」と懇願するシーンになったが、西田のアドリブが名場面につながったという。
設定が全く変わってしまったことに「何か言わないのか」と問われた松田秀知監督も、西田に対しては「それは言えません」と語り、スタジオの笑いを誘っていた。

 西田のアドリブは面白いものが多いものの、尺の関係でカットしなければならないことも。しかし、ベテラン俳優の西田は「息継ぎの間に切れよ」と、アドリブの合間にブレスを入れ、編集をする際に監督やスタッフが困らないようにプロとして配慮していることも明かされた。


大門未知子を演じる米倉涼子と、蛭間病院長を演じる西田敏行
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