NASAは4月15日に声明を発表し、オテロ氏の自宅に墜落した物体がISSによって廃棄された宇宙ゴミだったことを認めました。
NASAは声明の中で、「調査の結果、この残骸が貨物パレットにバッテリーを乗せるために使われたNASAの飛行支援装置の支柱であると断定しました」と述べています。

以下の写真は、左がバッテリーを貨物パレットに乗せるために使われる飛行支援装置の支柱で、右がオテロ氏の自宅に墜落した物体です。
宇宙ゴミはニッケルをベースとした超合金のインコネル製で、重さは1.6ポンド(約0.7kg)、高さは4インチ(約10cm)、幅は1.6インチ(約4cm)だそうです。

NASAは、この宇宙ゴミは3月8日の大気圏再突入時に完全に燃え尽きると予想されていたと述べ、宇宙ゴミが燃え尽きなかった原因を究明するための調査を進めるとしています。
「私たちは地球低軌道で責任を持って活動し、宇宙ゴミを放出しなければならない場合に地球上の人々を保護するため、可能な限り多くのリスクを軽減することに引き続き取り組んでいきます」とNASAは述べました。

空から飛んできて民家を破壊した謎の物体が「国際宇宙ステーションが捨てたゴミだった」とNASAが公式に認める
https://gigazine.net/news/20240416-nasa-iss-space-junk-crash-home/