千葉県松戸市の梨の花保育園で2022年1月、主任保育士が針を持ち、おしゃべりしていた園児に「お口縫っちゃうよ」などと発言していたことがわかった。市は23年3月、「不適切な保育を疑われる行為」だとして改善を求める通知を同園に出した。

市によると、主任保育士は園児3人に、「そんなに騒ぐなら、お口を縫っちゃうよ」などと叱った。通報を受けた市が22年12月、関係者から事情を聞いたところ、針を園児の口に当てたとの証言があった。主任保育士は発言を認める一方、自分の口に針を当てるしぐさをしたと主張したという。

同園を巡っては、ほかにも虐待が疑われる保育があるなどとして、同園の労働組合員らが27日、市に対応を求める要求書を提出した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240228-OYT1T50021/