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カトリック大邱大司教区 チョン ホンギュ神父「24 歳で朝鮮に派遣された『桜花神父エミールタケ』の生涯を韓仏に広げたい」


(前略)
▶今でも桜の起源論争があります。

 タケ神父が1912年にドイツの学界に報告するときは、私たちのソメイヨシノは日本のソメイヨシノの変種として報告されました。 タケが変種として報告したのではなく、ドイツがそう判断してしまったのです。 先に1901年に日本のソメイヨシノが先にドイツの学会に報告されたため、ソメイヨシノを原種と判断したのです。 今でも学名は「プルヌス・イェドエンシス・マツムラ(Prunus yedoensis Matsumura)」となっています。学名は修正できないということで、残念なことです。


▶数年前、韓国と日本のソメイヨシノは別物だという遺伝子分析結果が出ました。

 決して同意しません。 日本だけに良いことです。日本統治時代に、韓国のほとんどの植物が日本に流出しました。 また、その植物の学名に堂々と日本の名前がつけられています。 ソメイヨシノもそのうちの一つです。 原産地は空二つも済州島です。日本のソメイヨシノは栽培種であるのに対し、私たちのソメイヨシノは厳密に自生種だからです。 日本の植物学界もソメイヨシノの原産地を尋ねると『研究中』という曖昧な答えしか返ってきません」。
(訳者註 交配で作られた種かつ接ぎ木で増やすので自生できません)


▶慶州に土着の「K王桜」を植えたと聞きました。

 5年ほど前に慶州の南山洞に200本を植えました。 今はかなり大きくなりましたが、もっと植える必要があります。鎭海の桜祭りが有名ですが、そこの木は100%日本産のソメイヨシノです。慶州の金裕新路にある桜もソメイヨシノですし。ソメイヨシノが悪いという意味ではありません。 ずっと前に韓国に入ってきて年齢も多くなったので、そろそろ変える時期です。 この際、病害虫に強く美しい在来種の王桜を育てようということです。 これが'K-木'を広く知らせ、韓国の'植物主権'を守る道です。


▶「K-木」の韓流を期待したいですね。

 日本はすでに桜をアメリカのワシントンに、フランスのパリに植えています。 私たちもエミルタケの故郷であるフランスの村にソメイヨシノを植える必要があります。そこに済州島のシンボルであるドルハルバンも一緒に設置すれば最高です。 私たちなりの方法で'地球の美しさ'に貢献できる道です。また、大邱でもタケ神父の墓があるカトリック大邱大教区庁周辺をフランスなどヨーロッパ人の生態観光につなげるといいと思います。 タケ神父が結局故郷に帰れなかったという事実も、フランス人にとっては興味深いストーリーになるはずです。 関係当局が関心を持つべきところです(後略)