富士山は、「いつ噴火してもおかしくない」火山。いつ、どこで噴火するのか。それを予知することができれば、被害を大きく軽減することができます。しかし、残念ながら、日時の特定までは非常に困難でありながら、発生前にどのような噴火になるのかを予測する術や精度が向上しています。
【画像】噴火予知…どういうことなら、わかる? どうしてわかる?
さて、そうした予測に欠かせないのが、過去の火山活動の履歴です。
12月16日は、現在のところ最新の大規模噴火である「宝永噴火」の起こった日です。なんと、その時の火山灰は、偏西風にのって関東一円に飛散し、江戸でも5センチメートルも積もったとされており、その様子は、新井白石による『折たく柴の記』にも記録されています。
先の記事でもお伝えしたとおり、富士山体には、この300年分のマグマが蓄積されていると予測されます。これまでの富士山の噴火活動を検証していきます。
https://gendai.media/articles/-/120410