明治天皇の誕生日に当たる11月3日を巡り、超党派の「明治の日を実現するための議員連盟」(会長=古屋圭司元国家公安委員長)が、
すでに定着している「文化の日」に「明治の日」を併記する祝日法改正案の提出を検討していることが31日、分かった。
来年1月召集の通常国会への提出を目指す。

11月3日は昭和22年まで明治天皇の偉業をしのぶ「明治節」という祝日だった。しかし、戦後に連合国軍総司令部(GHQ)が
占領政策の一環で国家神道色が濃い祝日の改廃を求め、23年から「文化の日」と名称が変更された。

明治期は欧米列強に圧力をかけられながらも先人たちが日本の独立を守り、近代化を進め、国の礎を築いた。
こうした明治期の歴史的意義を踏まえ、自民党有志らが明治改元から150年となる平成30年に「明治の日」創設に向けた議連を設立。
昨年、超党派に拡大した。

ただ、文化の日は現在、文化勲章の親授式が行われ、文化や芸術に親しむ日として広く支持されている。
そこで議連では「文化の日かつ明治の日」と表現する併記案を検討している。

11月1日には、文化の日から明治の日への改称を提唱する民間団体「明治の日推進協議会」(会長・田久保忠衛杏林大名誉教授)も
国会内で集会を開く予定だ。

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