インテル株急伸、好調な業績見通しで回復の進展示唆

米インテルの株価が26日の米株式市場時間外取引で急伸。パソコン(PC)市場の回復や製品ラインの競争力強化により、10−12月(第4四半期)は増収に転じる見通しを示したことが好感された。

発表資料によれば、10ー12月期売上高は146億ドル(約2兆2000億円)から156億ドルを見込む。アナリスト予想平均は144億ドルだった。特定項目を除いた1株利益は44セントの見通しで、ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は31セントだった。

好調な見通しは、パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)の下で同社の経営再建努力が勢いを増していることを示唆した。同社は出荷数で最大の事業部門であるPC用チップ市場が歴史的な不振の最悪期を脱したとの認識を示していた。

一方、エヌビディア製チップヘの顧客のシフトが響き、インテルのサーバー部門は依然として苦戦を強いられている。

好調な見通しを受け、インテルの株価は時間外取引で一時8%上昇した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-26/S35KC4DWX2PT01?srnd=cojp-v2