JR東日本、PASMO協議会、東京モノレール、東京臨海高速鉄道の4社は、
「Suica」「PASMO」カードについて、すでに販売を中止している無記名式に加え、
記名式も販売を中止すると発表した。
6月20日には無記名タイプのSuica/PASMOカードの販売を停止していた。

 対象は、記名式「Suica」「モノレールSuica」「りんかいSuica」「PASMO」。
定期乗車券の新規発売、小児用カード、障がい者用カードの発売、カード障害や紛失時の再発行サービスについては継続する。
また、5月にSuicaの提供を開始した青森・盛岡・秋田エリアにおいては、無記名/記名ともにSuicaカードを引き続き購入できるとしている。

 その他、「PASMO 企画乗車券」「バスの持参人式PASMO 定期券」などの一部の無記名カードは販売を継続。
短期間の訪日外国人観光客向けカード「PASMO PASSPORT」を成田空港、羽田空港、首都圏の主要各駅にて取り扱うとしている。

 販売を停止する理由として4社は「世界的な半導体不足の影響」を挙げる。
「カード製造メーカーと今後のカードの製造計画について協議を継続しておりますが、現時点においても不透明な状況であります。
今後の定期乗車券等の新規発売、紛失時等の再発行サービス継続に必要な在庫を確保する必要があることから、
8月2日より記名式のカードについても発売を中止させていただきます」としている。

「Suica」「PASMO」カード、記名式も販売中止に 8月2日から
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