豊臣秀吉「黄金お茶道具」競売へ 3億円の落札予想 鑑定士「国宝級の品物」

東京・銀座の“ある場所”に大変貴重なお宝が保管されています。実はそのお宝は、豊臣秀吉が愛したといわれる貴重な「黄金の茶道具」です。
 そして、この「黄金の茶道具」がオークションに出品されることが明らかになりました。落札予想額は、なんと3億円だといいます。

■藤堂高虎の子孫 “諸般の事情”から出品
 目の前で、まばゆい光を放つ黄金の茶道具一式。見るものを魅了する圧倒的な存在感。一方で、細かく施された細工からは気品が漂っています。

■“国宝級”の可能性も…その価値は?
 いまだ広く世に知られていない“秀吉ゆかりの“黄金の茶釜”。一体、どれほどの価値があるのでしょうか?
 今回、骨董品を扱う「古美術八光堂」の酒本耕佑鑑定士に、黄金の茶道具を見てもらいました。
 酒本鑑定士:「存在感がすごいですね」「(Q.黄金の茶釜というのは驚きはありますか?)我々でも、
あまり見る機会の非常に少ない品物だと思います」

■3億円の落札予想 中国人が狙う?

 国宝級の可能性を秘めた、藤堂家に伝わる黄金の茶道具。オークション会社の落札予想価格は1億5000万円~3億円。
オークションを取り仕切る一方で、倉田社長はこんな思いを吐露します。

 倉田社長:「世界的にも、日本の歴史びいきの世界の富裕層がいっぱいいるので。こういう品物が出ると、中東、ヨーロッパを含めて、またアメリカ、特に中国とか、
アジアも含めて買いに来る可能性がある。本来であれば、こういうものは日本の中で、きちんと受け継いでいくのが本来の姿。できれば日本のどなたか、
豊臣秀吉のゆかりなのか、藤堂高虎のゆかりなのか含めて、日本の美術館のどこかにこれが収まっていくと、本当は理想的かなと思う」

https://news.yahoo.co.jp/articles/1f37e727620a29a7395b110fe06dfd1589166776