トランスジェンダーの女がシェルターで女性に性的暴行 容疑者が出頭し逮捕

トランスジェンダーの女が女性用シェルターを利用し、性犯罪に及んだ容疑で逮捕された。事件の概要と容疑者逮捕までの経緯について、『Fox News』など海外メディアが伝えている。

■施設を利用した容疑者
カナダ・オンタリオ州在住のデザレー・アンダーソン容疑者(32)は、男として生まれたが女として生きるトランスジェンダーだ。
同州ウィンザーにある女性用シェルターの利用を許されたため中に入ったが、同施設を利用していた女性を気に入りベッドにもぐり込んで性的暴行を加え、姿を消した。
通報を受けた警察は、4日に容疑者を特定。すみやかに事件概要を公表しSNSで写真を公開したところ、本人が出頭したため事情を聞いているという。

■容疑者を「女性」として扱う
警察は、「情報をシェアしてくださった皆さんの協力が逮捕に繋がりました」とコメント。また一部メディアの質問に応じ、「容疑者を女として扱います」とも発表している。
この対応については批判の声が噴出しており、ツイッターなどには「事件の内容を考慮し男として扱うべき」というコメントが噴出。
女性たちからは「男性器がある人を女性用施設に入れないで」「このような事件はいつなくなるのか」「完全に防げたはずの事件だ」といった不安の声も多くあがっている。
トランスジェンダーの女性として生きる人たちからも、「トランスジェンダーの人の気持ちも大事だけれど、女性として生まれた人たちの権利と気持ちも十分に考慮すべき」という声が上がり始めた。

■苦悩するトランスジェンダー
このような事件が発生するたび、「女性として生きたい」と願うトランスジェンダーの人は偏見にさらされ、苦労を強いられる。女性用トイレなどの利用についても、「遠慮してほしい」と言われることが増えているというのだ。
「トランスジェンダー専用の施設・トイレ・更衣室を作ってほしい」「女性として生まれた人の不安も理解できる」という声を上げるトランスジェンダーの人たちも。
誰もが暮らしやすい社会にするために、各施設の方針も含めて全般的な見直しが必要とされている。

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0429/srb_230429_8659655197.html