群馬に巨大「コストコ」大混雑 “爆買い”10万円も…町長“旗振り役” 5年かけ誘致
2023/04/27 12:39 テレ朝ニュース

26日、群馬県内に新たな「コストコ」がオープンし、初日の朝6時から大盛況となりました。列はオープン4日前からでき始めていたといいます。なぜ、ここまで注目されるのか取材しました。
予想以上の客が並び、4時間前倒して午前6時オープンとなった、コストコ群馬明和倉庫店。1万503平方メートルという広大な売り場には、大勢の人がいました。1000台を超える日本最大級の駐車場も、満車となっています。
店舗周辺では、渋滞ができていました。なぜ、これほどの人気なのでしょうか?

■オープン特価
オープン記念として一部の商品を期間限定で割引。中には、最大33万円引きの商品もあります。
日用品のトイレットペーパーや水は飛ぶように売れ。食品売り場にも、人だかりができています。

■5年かけ誘致 町長自ら「旗振り役」
コストコの誘致は、町の悲願だったといいます。
明和町は埼玉県と栃木県の県境付近に位置していて、人口は1万823人です。のどかな田舎町で、コストコの周りにも畑が広がります。
観光名所の少ない町を盛り上げようと、町長自らが「旗振り役」となり、5年の月日をかけて町に誘致しました。
明和町は、北東、北西と南の3方を大型量販店に囲まれています。町長は、それら3店舗から客を半数ずつ獲得することができれば、十分な利益が見込めるのではと、コストコのCEOに打診。それが結果を結び、誘致にこぎ着けたといいます。

■県外からも買い物客「早起きして…」
取材を続けると、店には群馬県以外からも、多くの客がやってきていることが分かりました。
埼玉在住 買い物客:「埼玉なんですけど。入間とかに行ってたんですけど。こっちのほうが近いので、うれしいですね」
栃木在住 買い物客:「栃木から来たんですけど、早起きしてきました。お得だったので、うれしいです。妻に何て言われるか分からない。そこはちょっと心配」

明和町でのオープンで、国内32店舗目となったコストコ。2030年までに、国内60店以上を目指すとしています。

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