革労協主流派のアジト全国初摘発「サミット粉砕」主張
2023/4/20 12:48

警察への提出書類に偽名を記したとして、警視庁公安部は20日、有印私文書偽造・同行使の疑いで、革労協主流派の非公然活動家、田中優(まさる)容疑者(46)=東京都日野市南平=を逮捕。田中容疑者が住んでいた非公然アジトのアパート一室など関係先数カ所を家宅捜索した。アジト摘発は革労協が主流派と非主流派に分裂した平成11年以降で初めて、全国の極左組織の中でも令和で初だという。

逮捕容疑は令和4年12月22日、警視庁の警察署で他人の住宅の敷地内に侵入したとして取り調べを受けた際、作成した「上申書」に架空の名義を書き、指印して提出したとしている。

公安部は活動拠点「現代社」(東京都杉並区下高井戸)も家宅捜索した。革労協主流派での田中容疑者の役割などについて、調べを進める方針。

革労協主流派は来月、広島市で開催される先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)について機関紙で「サミット粉砕」などと主張しており、公安部が警戒している。

https://www.sankei.com/article/20230420-KSEIC3HGCVJ6LDMSXABQH3CIEE/