All About編集部は「中学校の国語の教科書に載っていた作品」に関する独自調査を実施しました。同調査は、
全国の10~70代の男女500人を対象に、インターネット上で行ったものです(調査期間:2023年2月27~3月11日)。
今回は「中学国語の教科書に載せてもらいたい作家」ランキングを紹介します。

第3位:伊坂幸太郎(17票)
第3位は、伊坂幸太郎さん。独特な文体とテンポの良いストーリー展開、随所に散りばめられた伏線を回収していく構成に、
多くの人が「教科書で読みたかった!」と感じているようです。回答者からは「伏線が効いていて、アクションシーンの映像かのような
テンポの良さもあり、華やかな文学を感じてほしいので選びました(40歳男性)」「エンターテインメント性に富んだ奇抜な設定の作品が多いが、
非常に現代的な感性で人間の『悪意』を描くのが上手いと思うから。

第2位:東野圭吾(24票)
第2位は、映画・ドラマ化される人気作品を多く生み出す東野圭吾さん。ミステリーやサスペンス、ユーモア小説など、
多くのジャンルの作品を発表しています。回答者からは「映像化されている文章もあり、登場人物の深い考えに触れ、
考えるのは面白いと思うから(28歳女性)」「日本語の表現の面白さを味わえて、かつ作品の議題でも考えることの多い作者だから
(例:『分身』:クローン技術、『人形の眠る家』:脳死)(27歳男性)」といった、テンポ良く読みやすい文章や細やかに描かれた人間の内面に、
子どものうちから触れてもらいたいという意見が見受けられました。

第1位:村上春樹(27票)
第1位は、海外からの評価も高い村上春樹さん。独特な文体表現と豊富なメタファーが特徴的で、短編・長編を問わず国内外で数々の賞を
受賞しています。回答者からは「ノーベル賞をとりそうと言われている人の作品を授業でやるのは面白いと思った(34歳女性)」
「散々ノーベル文学賞候補になってるのでどんな作品化を知っておいてほしい(56歳男性)」など、ノーベル賞に近い作家と称される作品を
若い頃から読んでおくべきだとするコメントが多く寄せられました。

TOP11
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