https://static.tokyo-np.co.jp/image/article/size1/d/3/3/1/d33167ce616a3ffe0c06e9590440275a_1.jpg

千年以上の歴史があるとされる奇祭「蘇民祭」が29日、岩手県奥州市の黒石寺で行われた。
男衆が厳寒の川で身を清めてお堂を巡り、無病息災や豊作を祈った。新型コロナウイルス禍のためクライマックスを飾る
「蘇民袋争奪戦」は3年連続中止したが、一部行事を復活させた。

本来は夜通しの祭りだが、今年は午前に開始。下帯姿の約100人の男衆が「ジャッソー、ジョヤサ」と気勢を上げながら、
水面が凍った川に入水。水を浴びてから、お堂を巡る「裸参り」を3回繰り返した。

15回目の参加という「吾妻嶺酒造店」の蔵元佐藤元さん(51)は「五穀豊穣を祈った」と身を震わせながら話した。

https://www.47news.jp/news/8873878.html