12月、アマゾンジャパンは徒歩や自転車を使って荷物を届ける新たな配送方法を導入しました。背景にあるのが人材不足。
ネット販売が拡大する中、年々増える荷物に配達現場からは悲鳴もあがっています。
密着したアマゾンの荷物を配達するドライバーからは不満も…労働組合を結成する動きも広がっています。


■40年続く写真店・店主が徒歩で“配達” 「苗字だけでも配達できる」

2022年12月、アマゾンジャパンは新しい配送方法を発表しました。

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アマゾンロジスティクス事業本部長 アヴァニシュ・ナライン・シング
「配送方法を自由に選択でき、ほとんどのパートナーは自転車や徒歩での配達を行っています」

これまで一般的だった車ではなく、徒歩や自転車で配達するといいます。実際に配るのは意外な人たちです。

写真店経営 鈴木吉昭さん(82)
「江東区北砂で約40年間写真店をやっております。
アマゾンハブデリバリーを始めたきっかけは運動不足を解消するために町内会を徒歩で配達すれば健康にもよくて実益を兼ねるのではないかと思いました」

配るのは飲食店など地域に根ざした事業者。1日30個から50個ほどの荷物を本業の空いた時間を利用して配達します。
範囲は約2キロ圏内、徒歩や自転車で届けられる小型の荷物が中心です。

写真店経営 鈴木吉昭さん(82)
「私は40年以上この地に生活しておりますので苗字だけでも配達ができるような状態です」



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