増える自転車レーン…車道を削られるのは仕方ない? 一部で渋滞の原因に<ニュースあなた発>
2022年12月14日 06時00分


https://www.tokyo-np.co.jp/article/219728

 「自転車レーンの新設で車の車線数が減り、渋滞が起きている」。東京都江戸川区の自営業女性(68)から本紙「ニュースあなた発」に困惑の声が寄せられた。都は自転車と歩行者の接触事故防止などを目的に、自転車レーンの整備に力を入れるが、車線数の減少に伴う渋滞が多発した場合、地域住民との摩擦は生じないのか。自転車との共存の「道」を探った。 (松尾博史)


投稿者の女性は「これほど車が混むのは以前は年末ぐらいだった。最近では渋滞を避けるために迂回うかいすることもある」と明かした。
 渋滞の理由に挙げられるのが、自転車レーンの新設工事だ。都第5建設事務所(葛飾区)によると、レーンは来年3月までに、交差点を起点に船堀街道の南方向約450メートルに整備。片側2車線を1車線に減らし、その分、両側にカラー(青)舗装した幅約2メートルのレーンを設ける。交差点付近は右折、直進、左折の3車線だったが、直進と左折を統合した。

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