本格的なウインタースポーツのシーズンを目前に控え、スキー場が、燃料価格上昇や物価高騰の影響を受けてリフト券の値上げに
相次いで踏み切っている。群馬県内19スキー場が加盟する県スキー場経営者協会の担当者によると、値上げ幅は
「おおよそ3~10%が多い」。価格転嫁は避けられないが、スノーボード人気を背景に、若年層のゲレンデ回帰に望みをつなぐスキー場は、
勢いに水を差さないよう頭を悩ませている。

今月上旬、片品村の丸沼高原スキー場ではオープンを間近に控え、人工降雪機でゲレンデの整備を進めていた。6日に一部コースでオープンし、
全13コースが滑走可能になるのは今月末の見通しだ。

同スキー場は、10月半ば、12月17日~3月19日までのトップシーズンの大人のリフト料金を、昨季から600円増の5500円とすることを決めた。
値上げの背景にはロシアによるウクライナ侵攻の影響などによる燃料高で、電気料金が上がったことがある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e33b6738d447def74b82cd25a5c03bf08cd6d3d
オープン前の丸沼高原スキー場で人工降雪機による降雪作業を見守る営業部部長代理の千明靖久さん=群馬県片品村で
2022年12月2日午後3時2分、川地隆史撮影(毎日新聞)
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