(ブルームバーグ): セブン&アイ・ホールディングスが、傘下の百貨店子会社そごう・西武を米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに
2000億円を上回る金額で売却する方針を固めた。早ければ10日にも発表する。

事情に詳しい複数の関係者が、匿名を条件に明らかにした。関係者らによると、フォートレスは家電量販店を展開するヨドバシホールディングスと
連合を組んでおり、買収後にヨドバシカメラが旗艦店舗に出店する方向で調整している。売却については、10日に開催される7&IHDの取締役会で協議される見通し。

協議は最終局面にあるものの、売却交渉が不調に終わる可能性も残っている。7&IHDの広報担当は、従来通りグループ戦略の評価を継続的に
行っていると述べるにとどめた。フォートレスの広報からは時間外のため回答を得られなかった。

そごう・西武の売却を巡ってはフォートレスが優先交渉権を得たと7月に報道された。7&IHDの井阪隆一社長は先月6日の決算会見で、
売却先候補と成長に向けた議論を詰めていると述べ、交渉中であることを認めていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/090a1a4ea50cbcbbda098b451ffb8114aa36c1f0