JR四国が8日発表した2021年度の線区別収支は、2年連続で運行する8路線の全18線区が営業赤字だった。新型コロナウイルス禍で落ち込んでいた
全体の赤字額は減少したものの、コロナ前の水準には回復していない。赤字が最大だった区間は琴平―高知(土讃線)の28億円だった。

19年度は唯一の黒字線区だった児島―宇多津(瀬戸大橋線)は20年度に赤字に転落しており、21年度も4億円の赤字だった。
全体の営業収益から維持・運営に必要な営業費を差し引いた21年度の営業赤字は199億円と、前の年より26億円縮小した。
ただ、19年度に比べると、なお67億円低い水準だった。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC085LE0Y2A101C2000000/