米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は6日、米IT大手メタ(旧フェイスブック)が少なくとも数千人規模に上る大規模解雇を今週中に始める予定だと報じた。
9日にも正式発表するという。メタは業績不振で、人件費も含めたコスト削減を図る方針を明らかにしていた。

従業員数約8万7千人のメタにとって過去最大規模の人員削減となる見込み。
米IT業界ではイーロン・マスク氏が買収したツイッターの社員の約半数を解雇するなど、大規模な雇用調整が相次いでいる。

メタは景気減速で企業が広告出稿を絞り込んだ影響や、中国系動画投稿アプリのTikTok(ティックトック)との競争激化で2022年7~9月期は2四半期連続の減収となり、純利益も前年同期から半減した。

仮想空間「メタバース」を事業の柱にすべく投資を続けているが収益には結びついておらず、株価も下落傾向が続いている。

米メタが大規模解雇か 業績不振で数千人規模、報道
https://www.sankei.com/article/20221107-K3H2GIX6QVKJXKLWFBCA2FNA74/