聖子と同じ「黄金の80年組」は、どちらかといえばバチバチの関係が見られたものだ。

岩崎良美(61)がデビュー当時、アイドル像を貫いていた聖子を尊敬する一方で、
三原じゅん子(58)はヤンキーキャラそのままに無視を決め込んでいた。レコード会社関係者は言う。

「文化放送ですれ違った時に、三原がガン無視。
それをたまたま見ていた桜田淳子(64)がラジオで、『ある女性歌手が聖子ちゃんを無視して信じられない』と、憤慨したんです。
その後、事務所からの指示で聖子に挨拶しないようにしていたことがわかった」

同じく事務所のイメージ戦略で、スターアピールしていたのは、柏原芳恵(57)だ。

「楽屋でも外出先でも常にサングラスを外さなかった。
男性マネージャーを顎で使うと噂されたこともあり、事務所側が大物アイドル感を演出したかったのです」

爽やかな微笑みでスター街道を駆け上がった河合奈保子(59)も、事務所に厳しく管理され、同期とプライベートで会話を交わすことはほとんどなく、一匹狼のような存在だった。

「正統派のアイドルとして売り出していたので、豊満な巨乳が目立たないように、コンサートの時はサラシを巻いていました」(レコード会社関係者)

82年組では、明菜と小泉の距離が急速に縮まったきっかけが「生卵事件」だった。

「デビュー年に開かれた『新宿音楽祭』のステージで、観客席から生卵が飛んできて小泉の顔や衣装がベチョベチョになりました。
周囲が茫然とする中、すぐに駆け寄ってフォローしたのが明菜。それ以来、2人は仲良くなったのです」(芸能デスク)

明菜と聖子はアイドルとしてあまりにも突出していたため、小泉が2人をライバル視することはなかったという。
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