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当時のパソコンは非常に高価で、一式揃えると100万円を超えるものばかり。当然、小学生の星野さんには全く手の届かず、パソコンは手に入れられないものの象徴だったんだそう。

大人になってから、AppleのMacを購入し、仕事でずっと使っていたためある程度Macに対する欲求は満たされたので、今現在もっともほしいパソコンはNECのPC-9821シリーズだったとのこと。

「小学校とかの時に夢中になって。でも諦めて、自分の心に蓋をしたわけです。手が届かないから、もう『ほしい』とは思わないみたいな。でも今、それが中古やオークションで売られていて。その時にやりたかったゲームソフト……『プリンス・オブ・ペルシャ』『イースI・II 』『ウィザードリィ』『DOOM』『ポリスノーツ』『スナッチャー』とか。あの頃、無限の可能性を感じていたものを今、やってみたらどうなるんだろう?って思って」と熱く語る星野さん。

さらには、当時のゲームを現在のPC環境に移植したものを遊ぶのではなく、当時の実機で体験したいとも話します。

「僕が買いたいのは『自分がいる空間も含めた体験』なんですよ。僕があの頃、『ほしいな』って思ってた、その時間も含めた買い物なんですよ。だから、その現物の物があった方がやっぱりよくて。フロッピーディスクを読み込む音とかが聞きたいんです。 あとWindowsじゃなくて、できればMS-DOSのものがほしくて。5インチフロッピーディスクだと、なんか読み込みがあったりとか、あとはカビてるものとかがあるから、ちょっと大変そうなので。だから3.5インチの方かな、なんて思ったり。やっぱりあの時の画面がつく感じとか、ハードディスクのカリカリした音とか。そういうのも含めて体験できたらいいな、なんて思っていて……」