ロシア上院のクリシャス憲法法制委員長は17日、2014年に強制編入したウクライナ南部クリミア半島と
ロシア南部クラスノダール地方を結ぶ「クリミア橋」への攻撃を示唆したウクライナ高官の発言に強く反発した。
「全ウクライナを武装解除し『非ナチ化』する必要性を改めて示した」と述べて軍事作戦強化を訴えた。

ロシア紙コメルサントによると、ウクライナのアレストビッチ大統領府長官顧問は16日、クリミア橋について
「技術的に可能になれば真っ先に標的になる」と述べた。同紙はウクライナ軍幹部が、米国供与の
高機動ロケット砲システム「ハイマース」の使用もあり得ると述べたと伝えた。

アレストビッチ氏は、ロシア領内への標的に使用しないとの米側の兵器供与条件について、
クリミア橋は「ウクライナの領海上にある」と指摘。条件違反にはならないと主張した。(共同)
https://www.sankei.com/article/20220718-MJEQB47KBVK5XJW4FBR3HHJQHI/