15日からインドネシアで始まる主要20カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席するイエレン米財務長官は14日、
「この会合にプーチン体制の代表の居場所はない」と述べ、ロシアの代表の参加に強い不快感を示した。
ウクライナ侵攻を「可能な限り強い言葉」で非難するとも語った。

 開催地のバリ島で開いた記者会見で語った。イエレン氏は4月に米ワシントンであったG20会合では、ロシアの代表者が
話し始めた際には退席して抗議した。今回も退席するかについては言及を避けたが、「ロシアの参加にこれまで通りの
対応はできないことを明確にしたい」と述べた。

 会見では、6月の米消費者物価指数(CPI)が約40年半ぶりに9%台の大幅上昇となったことについて、「上昇分の
ほぼ半分がエネルギー価格によるものだった」と指摘。原油価格の高騰を抑える方策がG20会合のテーマの一つになるとの
見通しを示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a40fb7103e0c3806b86334ea71e4807209ba452