韓国型ロケットヌリ号(KSLV-II)の成功的な発射後も、人工衛星を作った研究陣が宇宙で新たな挑戦を続けている。
9日、韓国航空宇宙研究院によると、ヌリ号に搭載された後、軌道に安着した性能検証衛星が計画通りすべてのキューブ衛星(超小型衛星)を成功裏に射出した。
衛星通信端末メーカーのAP衛星が製作した性能検証衛星は、大学生チームが作ったキューブ衛星4基とダミーキューブ衛星1基を抱いて打ち上げられた。
キューブ衛星4基は2019年に開かれた「キューブ衛星コンテスト」で選定された。
AP衛星は親衛星が小さな衛星を射出したケースが全世界の衛星開発史上初めてだと明らかにした。

同社の説明によると、射出技術はこれまで主に宇宙ゴミ(spacedebris)を収集したり、宇宙空間で3Dプリンターで作った構造物を送り出す用途に活用された。
複数の衛星を載せて上がる場合も、群集衛星の活用など目的で発射体の最後の段で一気に打ち上げるのが一般的であり、今回のように一定期間を置いて一つずつ送ったことはなかったということだ。

AP衛星衛星事業本部のハン·サンヒョン体系開発チーム室長は「(キューブ衛星射出)技術をもう少し発展させ、衛星から超小型衛星を分離して互いのデータを利用した任務を遂行する場合などを念頭に置いて挑戦的な試みをしたと考えればいい」と説明した。
ハン室長によると、性能検証衛星は7日午後4時、ダミー衛星を最後に射出した後、1時間30分後に姿勢を正した。

性能検証衛星はこれから国内で開発した3種の宇宙核心技術機器が実際の宇宙環境でよく作動するか確認する任務遂行に乗り出す。
そのうち、命令伝送に活用するS-bandアンテナ(SHA)は、性能検証衛星の作動初期から現在まで問題なく使用されている。
温度差を利用して電力を生産する発熱電池(ETG)と姿勢制御用駆動機(CMG·制御モーメントジャイロ)は来週から本格的な使用検証に入る。

https://n.news.naver.com/mnews/article/001/0013299484
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