勾留中の60代女性被告死亡 エアコン故障 京都府警

京都府警京丹後署のエアコンが故障した留置場で勾留されていた60代女性被告が死亡していたことが5日、府警への取材でわかった。移動式エアコン2台を使っていたが、熱中症で死亡した可能性もあるという。

府警によると、被告は窃盗罪で起訴され勾留されていた。6月29日午後8時ごろの署員の呼びかけには返事があったが、翌30日午前7時10分ごろの呼びかけには返事がなく、その後死亡が確認された。

同署では23日にエアコンが故障したため、移動式エアコン2台を使用。食事の際や希望時には飲み物を渡していたという。

京都地方気象台によると、京丹後市では29日に最高気温が33・3度となり、30日午前3時ごろまで気温が25度を上回っていた。

京丹後署の小林文彦副署長は取材に「心よりお悔やみ申し上げる。今後とも被留置者の動静や健康面については十分に留意してまいりたい」と述べた。

https://www.sankei.com/article/20220705-FRYHBR7SY5OXXP6FK7JMSJ7KXA/