香港で中国への返還25年記念式典が開催されてから一夜明けた2日、在日香港人ら50人以上が東京・渋谷に集まり、香港への強権統治を進める中国に抗議するデモ活動を行った。
午後6時ごろ、JR渋谷駅前に集まった在日香港人らは「光復香港(香港を取り戻せ)」などと書かれた旗を掲げ、2年前に香港国家安全維持法(国安法)が施行されてから自由が奪われた香港の現状を紹介。
「香港でデモがなくなったのは香港人が諦めたからではありません」「恐怖のために声を上げられない香港人に代わって、自由の国にいる私たちが伝えているのです」などと訴え、国安法を香港に導入した中国を非難した。
デモのチラシを配っていた在日香港人の女性(21)は「香港ではこんな(平和な)活動さえもできなくなりました」と指摘。
香港に高度の自治を認めた「一国二制度」について、「もうすでに香港は中国に統治されています。名前だけです。意味がありません」などと語った。
チラシを受け取った埼玉県在住の18歳の男性は「これまで自由について考えたことがなかった。香港や自由を考えるきっかけになれば」と話した。

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